4日目、ようやくおっぱいが張り出しました。
さあ、これでいよいよ母乳を飲ませてあげられる!と思った矢先のことでした。
保育器に丸一日入って治療
5日目のことです。
「黄疸が強いので、1日保育器に入れて治療をしましょう」
と言われたのです。
ようやくおっぱいが張り出して、これから飲ませてあげられると思っていたのに、出来なくなってしまいました。
新生児黄疸は、丸1日保育器の中で全身に紫外線を浴びせて治療します。
その間、保育器から出すことができないので、直接母乳をあげることができないのです。
仕方がないので、さく乳して与えることになりました。
出始めたら、最初の子のときよりも出が良く、さく乳だけで30㏄近くしぼれたのを覚えています。
オムツ以外は何も身に着けない裸のまま、青白い光線が射す保育器の中で、紫外線にやられないために、両目に眼帯を貼られている我が子。
その姿を初めて目の当たりにしたときは、思わず涙がこぼれました。
約3時間おきに搾乳し、それにプラスしてミルクを与えていました。
この治療のときは、たくさん水分を摂らせなくてはならないため、通常ならミルクは足さないのですが、例外として飲ませていました。
経産婦のお母さんは通常5日で退院なのですが、黄疸治療のため1日伸ばすことにしました。
治療が終わり、1日ぶりの授乳に感動!
6日目の午後、ようやく保育器からで出て来た赤ちゃんに、1日ぶりにおっぱいを飲ませました。
この時ほど、おっぱいを飲んでもらえる幸せを実感したことはありません。
しかし、気になることが一つ。
赤ちゃんの顔の目の周りに赤い湿疹がポツポツと出来ていたのです。
そのことを看護婦さんに言ったら、
「治療中に目に貼っていた眼帯のせいかもね」
とのことだったので、しばらく様子をみることにしました。
そして、退院。
今回も里帰りしていたので、しばらく実家での生活です。