乳管の詰まりは何とか解消しましたが、相変わらず私の乳首は飲みにくいようで、なかなか上手く吸い付くことができません。
そこで登場したのが、乳頭保護器です。
ニップルとも言います。
乳頭が切れたなど、トラブルが発生した時、乳首にかぶせて赤ちゃんに飲ませます。
これを着けていると、痛みが若干和らぎます。
私の場合、乳頭の傷に加えて硬く伸びも悪く、乳頭が短めであったため、
しばらくはニップルを着けて飲ませたほうがいいと勧められました。
母乳育ちの赤ちゃんは、母乳瓶などの乳首を嫌うことがあるのですが、幸いにも嫌がらず、 ニップルを着けたお乳を飲んでくれました。
母乳量はまだまだ少ないながらも、 ニップルの中が母乳で真っ白になっているのを見たとき、少しずつだけど母乳が出るようになってきているのを実感できて嬉しかったです。
最後の日、初めての母子同室
最終日、初めて母子同室を体験しました。
母乳だけでは足りないので、ミルクも準備してニップルも準備して。
母乳を飲ませた後、ミルクを作り、哺乳瓶で飲ませる、いわゆる混合授乳です。
ミルクを飲ませた後に搾乳し、次の授乳のときにミルク代わりに飲ませます。
幸い、授乳時間以外はおとなしく寝てくれて、母子同室も無事に終わりました。
そして、いよいよ退院
翌日、両親が迎えに来て退院しました。
これからは毎日母子同室です。
もう、助けてくれる看護婦さんや助産婦さんもいません。
とにかく、自分と赤ちゃんを信じて頑張ることにしました。
混合授乳ですが、実はこれが一番大変なんです。
母乳だけでは足りない場合、乳汁分泌を促進するために搾乳しなくてはならず、そのためにお母さんの睡眠時間や休息時間が減ってしまうので、お母さんの体力と精神力が必要です。
幸いにも里帰り出産だったので、実家にいる約1ヶ月間、頑張ってみることにしました。
もし、1ヶ月頑張っても母乳の出が良くならなかったら、赤ちゃんのためにも、自分自身のためにもきっぱりとあきらめて、ミルク育児に切り替えようと心に決めて。